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川辺の紅葉
  • 執筆者の写真Noboru Akamatsu

携帯用の掛肋器を作りました。

更新日:1月25日

掛肋器(けろくき)は筮竹を置くための占筮道具になります。掛肋器は受けが三つ、二つ、一つのものがありますが、今回、私が作ったのは携帯用の受けが一つの物になります。右側の上部に、太極(宇宙摂理=神)を象る一本の筮竹を立てる穴を設けています。

龍は龍のみでは成り立ちません。掛肋器の画像を拡大していただけると分かるのですが、雲が存在します。雲が陰になります。龍が陽で雲が陰となって、恵みの雨を降らせます。龍の図を見ると必ず陰の雲が存在します。美術館や博物館に行かれたら、見てください。ここにも陰陽が表現されています。


以下、作り方を記します。材料は檜材です。

 ①掛肋器の簡単な寸法図を作成します。

 ②受け部は、穴あけドリルピットを使うと楽です。

 ③掛肋器の本体をノコギリと穴あけピットを使って切断します。

  太極の筮竹を立てる穴を電気ドリルであけます。

 ④掛肋器の脚は市販の15㎜×15㎜の檜の角材を40㎜にカットして使っています。

 ⑤各パーツをサンドペーパーを使って磨きます。磨きすぎると木目の段差が出ますので注 

  意です。布で各パーツを綺麗に拭き取ります。

 ⑥本体には双龍と太極図はデカールシールを使用し、脚の乾坤はゴム印を押しました。

 ⑦本体と脚を木工ボンドで接着します。

 ⑧乾燥させたら、プライマースプレーを全体に吹き付けます。

 ⑨充分に乾燥させ後、ワックスを塗布させたら完成です。




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